証券・NISA

【実額公開】新NISA・旧NISAの運用実績(2026年8月)|総資産1,082万円・前月比+14.5万円の中身を分解したら「相場で増えた分」は1.5万円だった

NISA運用実績を実額で公開する月次連載の第2回です。今回から前月比を載せます。

先に結論から。総資産は前月比+14.5万円でしたが、内訳を分解すると相場で増えたのは+1.5万円だけで、残りは自分で積み立てた入金でした。増えた気になっていたので、数字にしてみて少し背筋が伸びています。

項目 金額 前月比
総資産(証券2社合計) 10,826,592円 +145,604円
評価損益 +3,020,561円(+38.7%) +15,697円(-0.4pt)
うちSBI証券(新NISA) 7,838,190円 +122,375円
うち楽天証券(旧NISA・つみたてNISA他) 2,988,402円 +23,229円

※2026年8月8日時点の評価額。参考為替レートは1ドル=157.80円です(前月161.69円)。

今月増えた14.5万円の正体

まずここから書かせてください。第1回では「総資産◯◯円・含み益◯◯円」としか書いていませんでしたが、総資産の増減は「相場の増減」と「自分の入金」の合計です。この2つを分けないと、自分の運用がうまくいっているのかどうかが永遠にわかりません。

取得額(評価額 − 評価損益)の変化を見ると分解できます。

内訳 金額
総資産の増加 +145,604円
うち 積立買付による入金 +129,907円
うち 評価損益の増加(=相場で増えた分) +15,697円

つまり今月の値動きによる増加は+1.5万円、率にすると+0.1%程度でした。損益率も+39.1%から+38.7%へ0.4ポイント低下しています。総資産のグラフだけ見ていると右肩上がりで気分がいいのですが、実態は「ほぼ横ばいの相場に、毎月13万円を積み増している」月だったわけです。

この分解は来月以降も毎回載せます。

口座別の構成

NISA口座別の資産構成(2026年8月8日時点)

構成比はほぼ前月どおりで、新NISA(SBI証券)が72.4%、旧NISA・つみたてNISA(楽天証券)が27.6%。新NISAの成長投資枠が412万円まで伸び、つみたて投資枠(371万円)を明確に上回りました。

SBI証券・新NISA成長投資枠:4,123,320円(+782,904円 / +23.4%)

前月比+129,621円。うち買付が約5.0万円なので、相場で+8.0万円と今月唯一しっかり増えた口座です。

国内株式(1,261,190円)

銘柄 保有数 評価額 評価損益 前月比
ヒューリック 300株 521,700円 +106,200円 -4,800円
丸井グループ 100株 296,450円 +64,650円 +3,300円
神戸製鋼所 100株 204,000円 +40,000円 +18,000円
ヤマハ発動機 100株 184,250円 +74,950円 +59,900円
NTT 200株 31,700円 +900円 +2,180円
ソフトバンク 100株 23,090円 +1,090円 +1,950円

今月の主役はヤマハ発動機で、1株1,243.5円→1,842.5円と一気に+6.0万円。損益率も+68.6%と保有国内株のトップになりました。年初来安値1,033円・高値1,926.5円というレンジなので、高値圏まで戻してきた形です。

もうひとつの変化として、先月は含み損だったNTTとソフトバンクが2銘柄ともプラス転換しました(先月-1,280円/-860円 → 今月+900円/+1,090円)。「大型で安心そうな株が一番へこんでいる」と第1回で書いたばかりなので、1か月で解消されたことになります。

投資信託(2,862,130円)

ファンド 評価額 評価損益 前月比
SBI全世界高配当株式(年4回決算型) 1,042,563円 +252,160円 +13,720円
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス 455,949円 +38,421円 +1,624円
SBI・V・先進国株式(除く米国) 381,334円 +109,250円 +9,117円
eMAXIS Slim 先進国リートインデックス 247,666円 +43,916円 +2,685円
iFree 新興国債券インデックス 246,071円 +37,320円 +1,909円
eMAXIS Slim 国内リートインデックス 230,010円 +20,260円 +3,801円
eMAXIS Slim 国内債券インデックス 194,269円 -15,481円 +4,870円
SBI日本高配当株式(年4回決算型) 56,149円 +6,149円 +11,615円
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 8,119円 +3,119円 -250円

主力のSBI全世界高配当株式が104万円を突破して含み益+25.2万円。分配金は「受取」設定のまま、非課税のキャッシュフロー源として育てる方針は変えていません。唯一の含み損は相変わらず国内債券インデックス(-15,481円)です。

SBI証券・新NISAつみたて投資枠:3,714,870円(+1,100,316円 / +42.1%)

ファンド 評価額 評価損益 前月比
iFree 日経225インデックス 1,435,701円 +507,213円 -37,333円
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 1,076,148円 +259,281円 +27,067円
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 762,401円 +232,721円 -9,650円
SBI・V・全米株式インデックス 440,620円 +101,101円 +12,670円

積立で約8.0万円入れているのに、口座全体では前月比-7,246円と減りました。犯人は第1回で「一番の稼ぎ頭」と紹介した日経225(-37,333円)です。先月の主役が今月のブレーキという、わかりやすい形になりました。

面白いのは、同じ日本株でも個別株(ヒューリック・ヤマハ発など)は伸びて、日経225連動ファンドは下げていること。指数の中身と自分の持ち株は別物なのだと実感します。S&P500が+27,067円と踏ん張ったので、指数を分けておいた効果は今月も出ました。

楽天証券・旧NISA:2,061,478円(+610,033円 / +42.0%)

前月比+38,158円。旧NISAは新規買付ができない口座なので、この増加はまるごと相場の値上がり分です。

銘柄・ファンド 評価額 評価損益 前月比
丸井グループ(220株) 652,190円 +136,400円 +7,260円
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 368,048円 +199,764円 +139円
淺沼組(250株) 228,000円 +48,475円 +14,750円
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス 171,634円 +36,634円 -3,233円
iFree 新興国債券インデックス 115,559円 +40,559円 -1,492円
クラウドフレア(NET・2株) 94,765円 +72,217円 +7,970円
eMAXIS Slim 国内債券インデックス 91,300円 -13,700円 -65円
eMAXIS Slim 先進国リートインデックス 90,555円 +33,055円 -854円
楽天グループ(100株) 88,650円 +40,560円 +8,330円
たわらノーロード 国内リート 72,144円 +7,144円 -387円
NTT(300株) 47,550円 -1,566円 +3,270円
ダイワ・US-REIT・オープン 20,822円 +3,155円 -445円
センチネルワン(S・6株) 20,261円 +7,336円 +2,915円

遊び枠のクラウドフレアが2株で9.4万円、+320.3%まで来ました。円高(161.69円→157.80円)の逆風の中でドル建ての株価が伸びた形です。

旧NISAの出口:前月に書いた理解が間違っていたので訂正します

第1回の予告どおり、ここが今回の本題です。調べ直した結果、前月の記事で書いた判断基準が誤っていたのでまず訂正します。

前月はこう書きました。

課税口座に払い出されると「払い出し時点の価格」が新しい取得価格になるため、含み益が大きい銘柄ほど「期限内に売る/新NISAの枠で買い直す」の判断が効いてきます。

これは逆でした。 正しくは以下のとおりです。

非課税期間が終わると、保有分は非課税期間満了年の最終営業日の終値で課税口座へ払い出され、その価格が新しい税制上の取得価額になります(楽天証券の解説)。ここが重要で、

  • 含み益がある銘柄:値上がりした高い価額が新しい取得価額になる。つまりNISA期間中の含み益は非課税のまま確定し、課税されるのは払い出し後の値上がり分だけ。慌てて売る必要はない
  • 含み損がある銘柄:値下がりした安い価額が新しい取得価額になってしまう。その後に値を戻すと、単に元の買値に戻っただけの部分にまで課税される

つまり出口で本当に判断が要るのは、含み益の大きい銘柄ではなく含み損のまま期限を迎えそうな銘柄のほうでした。「含み益が大きいから期限内に処分しないと」と思い込んでいたので、危ないところでした。

この基準を自分の旧NISA13銘柄に当てはめると、対象は驚くほど絞られます。

判定 銘柄数 内容
そのまま払い出しでよい 11銘柄 含み益あり。非課税で確定するので放置
要検討 2銘柄 eMAXIS Slim 国内債券インデックス(-13,700円)、NTT(-1,566円)

13銘柄のうち11銘柄は何もしなくていい、というのが今月の結論です。

なお期限そのものは、筆者の場合こうなります。旧一般NISAの非課税期間は買付年から5年、旧つみたてNISAは20年です(金融庁。ロールオーバーは廃止済み)。

買付年 制度 非課税期間 期限
2022年 一般NISA 5年 2026年12月31日
2023年 一般NISA 5年 2027年12月31日
2021年 つみたてNISA 20年 2040年12月31日

最初の期限は今年の年末、残り5か月弱です。ところが情けないことに、上の13銘柄のうちどれが2022年買付でどれが2023年買付なのかを筆者は把握できていません(証券会社からダウンロードできるCSVには買付年が入っていないため、この連載の集計スクリプトでも出せませんでした)。

そこで来月までの宿題は次の2つです。

  1. 楽天証券の画面で銘柄ごとの非課税期間終了年を洗い出し、一覧にする
  2. 含み損の2銘柄が2026年末期限に該当するかを確認し、該当するなら年内に売却するかを判断する

特に国内債券インデックスは-13.0%とそこそこ深い含み損で、金額も9.1万円と小さくありません。ここが今年末の期限に当たっているかどうかが、今年最大の判断ポイントになりそうです。

楽天証券・つみたてNISA:920,020円(+526,687円 / +133.9%)

ファンド 評価額 評価損益 前月比
楽天・全米株式インデックス(楽天・VTI) 318,247円 +184,914円 -519円
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 222,001円 +132,001円 +84円
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 182,636円 +92,636円 -5,640円
iFree 日経225インデックス 123,715円 +73,715円 -5,595円
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) 73,421円 +43,421円 -3,304円

前月比-14,974円と今月は最も足を引っ張りましたが、損益率は+133.9%で全口座中トップのまま。こちらは非課税期間が買付年から20年あり、いちばん古い買付分でも期限までまだ10年以上あります。出口を気にする必要がないので、方針は変わらず満期まで放置です。

今月の気づきと方針

  • 総資産の増加14.5万円のうち、相場によるものは1.5万円だけ。積立の入金額と相場の寄与を分けて記録する習慣をこの連載に組み込みました
  • 今月は「日本の個別株が牽引、指数と外国資産は足踏み」。資産クラス別では国内株式が+114,140円と伸びた一方、投資信託は+20,599円にとどまりました。1ドル157.80円まで円高が進んだ影響が外貨建て資産に出ています
  • 含み損は3銘柄・合計-30,747円(国内債券インデックス2本とNTT)。前月の-35,984円から縮小し、SBI証券のNTT・ソフトバンクはプラス転換しました
  • 最優先タスクは旧NISAの銘柄別期限の特定。判断基準は「含み損のまま期限を迎えさせない」に固まったので、あとは対象銘柄の期限を確定させるだけです
  • 楽天証券での累計受取配当・分配金は121,691円になりました(前月比+199円)

この連載について

この記事は、楽天証券・SBI証券からダウンロードした保有資産CSVを自作スクリプトで集計して書いています(手作業は月1回のCSVダウンロードだけ)。金額はすべて実額で、丸めていません。

前回: 【実額公開】新NISA・旧NISAの運用実績(2026年7月)

来月は「旧NISAの銘柄別・非課税期限の一覧化と、含み損2銘柄の処理判断」を予定しています。


※本記事の情報は2026年8月8日執筆時点のものです。評価額・為替レートは日々変動します。
※税制・NISA制度に関する記述は執筆時点の公開情報に基づくものです。個別の税務判断については税務署または税理士にご確認ください。
※記載の銘柄・ファンドは筆者の保有記録であり、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資は元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。
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