ガジェット部 フィルムカメラ

レオタックス(TV)を手に入れた!

祖父の遺品整理で見つけたフィルムカメラ、レオタックス。

コピーライカと呼ばれるもので、ドイツのライカカメラの類似品の総称がコピーライカやフェイクライカと言うそう。

正直カメラはズブの素人なのだが、色々調べてみた。

部屋に形見として飾っておくつもりで持ち帰ってきたが、実際写真が撮れるかも確かめてみることにした。

フィルムカメラは正直触ったこともないので、色々と手探りで観察してみた。

外見を観察

素人目に見ても、正直あまり保存状況としては良くない。

サビも所々に出ており、汚れも少し目立つ。

オーバーホールして掃除してみることも考えたが、素人なので、今回は見える範囲で汚れをとってみた。

綿棒や布を駆使して、取れそうな汚れは大体とって見た。

色々調べたところ、これは、レオタックスTVというモデルのよう。

1957年発売で、セルフタイマーが搭載された初めてのモデルらしい。

半世紀以上前のカメラですね。

中身をチェック

シャッター幕の状態

あまり期待はしてなかったが、シャッター幕は比較的綺麗な感じ(あくまでも素人の感想)

特に穴や破れとかはない。

素人的な考えだが、シャッター幕が綺麗かつちゃんとシャッターが切れれば写真自体は撮れるのでは?と期待

裏蓋を開ける

裏蓋を開けてみる。

ここからフィルムを充填するのだ。

スプール(撮ったフィルムを巻く軸)もちゃんと入っており、これは大丈夫そうとさらに期待。

中古だと、スプールがないものも珍しくはないよう。

シャッターダイヤル

こういう古いカメラは、低速シャッターと、高速シャッターが別れているようだ。

筐体上部にあるのが、高速シャッターダイヤル。レンズ側にあるのが低速シャッターダイヤル。

低速シャッターを使う際は、高速シャッターダイヤルを「1−30」という小さい値のところに合わせたのち、低速シャッターを合わせる。

ここで問題。

高速シャッターダイヤルが、150度くらいズレている。

下の画像だと、矢印は「B(バルブ)」と「30−1(スローシャッター)」の間を指しているが、実際は「125」になっている。

最初はシャッターダイヤルが壊れているのかと思ったが、どうやら表記がズレている様子。

それ以外に関しては、高速、低速シャッターともに、バルブも正常に動作している。(あくまで体感だが)

セルフタイマーの状態

これは結論から言えば壊れている。

一応「ジー」というセルフタイマー特有の音を出しながら動作はするが、肝心のシャッターが落ちない。

これによってタイム撮影もできないということになる。

ここで憶測なのだが、先のシャッターダイヤルがずれているのはこれに起因しているのではないかと予想。

シャッターダイヤルは普通に使っていれば、ズレることは基本的にないらしい(あまり仕組みがわかってないけど)

ゆえに、誰かが、特に素人がカメラを分解した可能性が高いということになるようだ。

その分解した理由といて、セルフタイマーが壊れたことが考えられると思うのだ。

おそらく祖父が、壊れたセルフタイマーを直そうとして、分解したのち、諦めて、また組み直したのではないのではないか。と

と色々問題が見つかり、使えそうか怪しいところではあるが、フィルムを入れて使ってみようと思う。

(シャッター幕は綺麗だし、普通のシャッターは切れているから、使えるのでは?)

フィルム充填

フィルムなんて幼少期ぶりくらいに触った。

しかもこんな旧式のカメラに充填するのはもちろん初めて。

フィルムはそもそも、内側の色の薄い方に像がうつる。

なので、入れる位置関係はこう

色々調べると、フィルムの先端を切って入れるのが良いみたい。(ライカはこれを公式で推奨しているよう)

フィルムを裏からスライドさせるように入れるため、入れる側から反対側がうまく引っかからずに、シャッター幕を傷つけるトラブルを防ぐ方法のようだ。

多分そんなに几帳面にやらなくても良いのだろうが、先端から10cmくらいまでをきる。

フィルム穴の数でいったら、25個前後くらいのところまでかな。

そしたら、フィルムの先端をスプールに差し込む。

しっかりと奥まで差し込む。

あとは、本体に戻していく。

その後、ふたを閉めて、2回程度シャッターを切って、問題なくフィルムが巻けてそうならオッケー。だと思う。

あとは、感度をフィルムに合わせて、カウンターを0に合わせる。

あとは、ちゃんと写真が撮れているのか。現像がドキドキですねぇ

まとめ

祖父から譲り受けたレオタックスを触って見ました。

多少壊れている箇所もありますが、一応撮れそうだと思ってます。

フィルム充填もしたので、次回、現像が上手くいったか書いてみます。

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